日本消化器病学会北陸支部「キャリア支援の会」の委員長をしています富山西総合病院の高原です。
北陸支部では、2024年10月に「女性医師の会」から「キャリア支援の会」と名称が変更となり気分も新たに再出発をいたしました。これからは北陸支部の消化器領域におけるすべての会員の皆様の知識の進歩、労働環境の改善、社会的地位の向上、会員相互の親睦を図りながら、会員のキャリアアップを推進していきたいと思います。委員は当初より8名で構成されてきましたが、今後は新たに男性委員の参加を図りながらジェンダーを超えた幅広いご意見をもとに活動を進めていきたいと思っております。
医師の偏在化、医師不足が叫ばれて久しくなります。北陸支部における消化器医師の不足も例外ではありません。また働き方改革が始まり、医師の労働時間の制限も重なって、いろいろなところにしわ寄せが生じています。このような困難な状況下で、若い方々が期待するワークライフバランスを重視した働き方を実践することは至難の業です。特に消化器疾患の分野は緊急処置が多いこともあり課題が多い領域です。しかしこの困難な状況下でも、各施設が創意工夫して働きやすい職場環境を作ることは、ひいては医師不足、過重労働の改善だけでなくすべての年代の先生方のキャリア形成にとって重要であると考えます。今後とも北陸支部会員の皆様のご意見・ご協力をいただければ幸いです。何卒よろしくお願いいたします。